
こんにちは。0~5歳の睡眠相談 imaneru
乳幼児睡眠コンサルタントのりえです。
1日に何度もやってくる赤ちゃんの寝かしつけ。
一生懸命寝かせようとしても、泣いてぐずってなかなか寝ない…
やっと寝てもすぐ起きる…
そんなことが続くと、ママも辛くなってしまいますよね。
一昔前は
「赤ちゃんを寝かせたいなら疲れさせるといい」
「日中寝かせすぎないほうがいい」
など言われていましたが
実は近年、このような常識が変わってきています。
この記事では寝かしつけの新常識、スムーズな寝かしつけのための対策を解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

赤ちゃんって、眠そうにしているのに全然寝ないことありませんか?
「こんなに眠いはずなのに、なんで寝てくれないの…」と抱っこでぐるぐる、気づけばママもヘトヘト。
実はこれ、「疲れすぎてしまったサイン」かもしれません。
赤ちゃんは、疲れ過ぎると体の中でストレスホルモン「コルチゾール」が過剰に分泌されてしまい
- 寝ぐずりが起こる
- なかなか寝付けない
- 寝ても短時間で起きる
- 眠いはずなのにハイテンションになってしまう
ということが起こります。
「疲れているからすぐ寝るはず」と思いがちですが、このように疲れすぎるとますます眠れなくなってしまう仕組みなんです。

そこで疲れ過ぎを防ぐために意識していただきたいことが3つあります。
1つ目のカギは「活動時間」
赤ちゃんは月齢ごとに「無理なく起きていられる時間」がある程度決まっていて、「活動時間」と呼びます。
活動時間を超えすぎてしまうと疲れすぎに突入してしまいます。

たとえば…
生後6ヶ月の場合、活動時間は2~2時間半程度。
前回のお昼寝から起きてから、この時間を超えないように寝かしつけを開始するとスムーズにいきやすいです。
ただ、赤ちゃんもロボットではないですし個人差もあり、この目安より少々長い子もいれば短い子もいます。
ですから目安を参考にしつつ「お子さまの活動時間」を見つけていただくことが必要です。
そこで2つ目のカギとなるのが「眠いサイン」
赤ちゃんは、眠い時に様々なサインを出してくれます。
代表的なサインが
- 手足バタバタ
- 叫ぶ
- ぼーっとする
- 耳を触る
- 育児者にすり寄ったり顔を擦りつけてくる
- 手足がポカポカしてくる
- 転びやすくなる
- あくび
- 目を擦る
- ぐずる
中でも「ぐずる」は既に疲れ過ぎていて寝かせるには遅いサイン。
目を擦る、あくび、も疲れ過ぎのサインと一般的には言われますが、私のこれまでの改善サポート経験上、このサインが出てから寝かしつけても寝つきがスムーズで長く眠れる子も多いです。
なので、スムーズによく眠れるならこのサインを合図に寝かしつけをしてもOK。
眠いサインの活用の仕方としては
①お子さまの月齢の活動時間目安が近づいてきたら「眠いサインを観察」
②サインが見られたら、寝る前のルーティンを行い寝かしつけを行う
です。これを意識していただくだけでも、寝つきや眠る長さに大きな変化が現れることもよくあります。
サインが出るまでに、起きてから何時間位かな?と記録をとっていくと
お子さまが大体何時間位の活動時間なのか見つけていくことができます。
活動時間は時間帯や活動量や発達の状況によっても変わるので、必ず一定ではないことをご留意ください。
そして疲れ過ぎを防ぐ最後のカギ③お昼寝
「お昼寝をさせない方が夜寝るよ」とアドバイスをもらったことがある方もいらっしゃるかもしれません。
でも、お昼寝をあまりさせずに起きている時間を伸ばせば伸ばすほど…
疲れ過ぎになる→なかなか入眠できない→寝ても短時間で起きる→短時間しか寝ていないのでまたすぐ眠くなる→無理に起こし続けていると疲れ過ぎになって…
と負の循環を生み出してしまうんです。
日中の睡眠と夜の睡眠は相互に影響しあっています。
なので、日中に月齢目安のお昼寝を取れている方が、夜も良く眠れるんですよ。
↓こちらの目安を参考に、寝かせてあげてみてください(ただし1日の推奨睡眠時間のうち、夜の睡眠の割合がどれくらいかにもよって日中の必要睡眠時間は変動します)。

寝かしつけの新常識、いかがでしたでしょうか。
赤ちゃんが眠れないのは「ママの頑張りが足りないから」ではありません。
人間の体の仕組みで、眠りにくくなってしまっているだけなんです。
活動時間や眠いサインを目安にして「ちょうどいい眠りの波に乗せてあげること」が、赤ちゃんもママもラクになる第一歩です。
もし「うちの子はいつも寝ぐずりで大泣き…」「タイミングが全然つかめない」という場合は、ひとりで抱え込まずご相談くださいね。
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